一般的な動物カフェと同じく
(といっても他に体験したことがあるのは猫カフェくらいです)
時間制で料金を払って動物と触れ合うことができるシステムです。
猫カフェではあった、おやつをあげる、というのは無理なようでした。
最初に10分程度、店員さんから
フクロウに接するにあたっての注意事項がありました。
フクロウの触っていい部分は限られており、頭と背中。
人間側の接触部分も指定されました。
手の平で触るのはダメ、手の甲で触ってくださいとのこと。
手の平の油がフクロウの羽につくと良くないのだそうです。
目が良い動物なので写真を撮るのであればフラッシュを使わない事
若いフクロウには触る際に合図をしてあげることなど教えていただきました。
そしてフクロウとご対面。
手を止まり木代わりにして、とまらせます。
そして教わったように手の甲で触ると、予想以上にふわふわで。
百聞は一見に如かず、ならぬ、百見は一体験に如かず、という感じでした。
図鑑やネットで知るのも意味はありますが、体験にはかなわないと思います。
何かあってはいけないので私は写真を撮りませんでした。
休憩中のフクロウを含め、自由に見てよいとのことだったので観察。
そんな折、ちょうど店長さんがフクロウの世話をしており
ありがたいことに、世間話がてらお話をしていただくことができました。
「本当はこういう場所がないほうがフクロウにとってはいいのかもね」
と、仰っていたのが印象的でした。
心無いショップではとても容認できない飼育環境を与えられていることもあるとのこと。
自然の環境と飼育環境では状況が違うとはいえ、あまりにも。
こちらのカフェでは獣医師と連携をとっており、
実務的な知恵と学術的な知恵をつなげている、つなげようとしていることがわかりました。
私のような素人がフクロウと触れ合える場所は貴重だと思います。
どんどん増えたほうが良いとまでは思いませんでしたが、
そこまで気を使って飼育しているのであれば
個人的には、あったほうが嬉しいのです。
引っかかったのが、店長の奥様の話です。
「旅行には行けないね」とのこと。
何故かと尋ねると、飼育しているフクロウが弱っており「寝たきり」なのだそう。
鳥なのに、寝ている。横に。ぐったりと。
その看病に奥様はつきっきりなのだとか。
フクロウの寿命は小型で10年、中型で20年、大型のものでは30年生きるかも
とのことでした。
あぁ、私には無理だ。
ペットは私たちの生活を潤してくれるパートナーです。
命を預かっている以上、できる限りのことはしなくてはならないと思っています。
ですが、その一方で、動物の世話で日常が埋められるのは何か違うと思います。
・動物カフェはどうあるべきか
・動物を飼うにあたっての態度はどうあるべきか
改めて考えるきっかけになりました。
飼い続けられないのであれば買わないほうが良いように思います。
なので、動物を飼うにあたって最初に検討すべきは
飼い主の生活の中で動物を飼い続けることができる余裕があるのか
という事になるのではないかと思います。
となると、飼い続ける余裕はないけど間近で見てみたい、という人のために
動物カフェがあることに意義はあると思っています。
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